カテゴリ:読書など( 24 )

エンドレス・ライフ?

 この本をまた読み返しています。
 断章方式でお風呂に最適。

偶然のチカラ (集英社新書 412C)

植島 啓司 / 集英社



 大数の法則がぐっとくるね。
 生まれる子どもは男か女か選べないが、(地球)全体としては半々になる、というあたり。
 各回が独立している場合、回数を重ねると、一定の傾向が明らかになる、というあれね。
 
 「世界は平等ではないが、そこそこ公平だ」と子どもの頃から思っていました。
 そんな法則があったのか。

 それと、「50代くらいからが楽しいはず」というような下り。
 20代や30代でも前半の人にはあんまりわからないかもしれませんが、
 ずばり実感としてこれはある。
 40代くらいまでくると大なり小なり経験はある。
 限界もはっきりする。
 そこから、自分をどうハンドリングしていくか。
 そういう感じの楽しさです。
 ポンコツ車もそれはそれだ。これしかないんだもん、仕方ないね。

 私は結構ドライブ好きなのです。
 コーナーワークとか研究しちゃう方です。
 コーナーは曲がりきってまたぐっと前を向くとき、楽しいね。
 年齢的なコーナーワークは、20はただただ成長の勢い体で曲がる、30は頭も一緒に曲がる、40は生活(身体的な感覚)も一緒に曲がる。
 そんな感じだった。40がやっぱり重い感じする。生活が重いんだよね。メタボぽくなってるからさ。

 思い返すと、若いときの方が知ったかぶりだったので、気分的には年寄りっぽかったかも。
 だんだん、自分て小さいわ~ってことを世間の荒波で学んで、
 そんでやっと四十ににして惑わずになるのです。
 いまも気分は丁稚どん。
 
 参考までに叔母@70代によると、
 「40は本当に若い、50はまだまだ若い、60はまだ力がある、70は難しい昨日できたことが今日できなくなる」
 とのことです。
 確かに訃報がぐっと増える年代です。
 「70代でうまく調整がついて80を乗り越えると、あとは90くらいまですーっといける」とか。
 いかに縮小営業にできるか、ということらしい。

 そうそう、この本は「自分ではできるだけ選択をせず流れに任せる」という超ライフハックな本でもあります。
 これも腑に落ちたね。
 この年になると、自分の選択がぜんぜん違う方向性にいっちゃったな~っていうのも沢山あるから。

 こうしたいという具体的なイメージを持つのは大事だけど、
 同時に「や~めた」くらいのノリでいるのも肝要かも。
 このノリを真に見いだせるのはやはり50代以降かと感じます。
 40代はまだまだ中途半端かな。

 年取るのはそんなに嬉しくはないが、それなりに面白いこともあります。
 大数の法則的にいっても、年取る(=回数が増える)と、だんだん幸不幸がバランスとれてくるのかもしれん。
 
by Bird_W | 2010-05-08 23:10 | 読書など | Trackback | Comments(0)

文鳥さん。

文鳥・夢十夜 (新潮文庫)

夏目 漱石 / 新潮社


 文鳥の飼い主として一応読んでみました(青空文庫)。
 犬猫と違って、生物として遠い感じがするのは、漱石でも同じようです。
 その距離感がいいっていえばいいんですけど。
 文鳥は気も強いしくちばしでかまれると痛いです。
 でも、なんとも言えない丸みと握ったときの暖かさが良いのです。
 握り文鳥といいます…おにぎりかい。


 この本の中に
 「満足しながら不幸になっていく人間も世の中には存外いる」というような文章があって、ドッキリしました。
 そうかあ。
 そうだな。
 なんかわかるよ。
 満足しながら不幸になるのと、不満足で幸せなのって大きく違うな。
 満足して幸せなのが一番いいけど。


 うちの文鳥はどっちかな?
 
by Bird_W | 2010-03-08 22:26 | 読書など | Trackback | Comments(0)

少年少女

 最近、オールコットの『若草物語』を読みました。あの作品を読んだ女子は、誰に感情移入するかというと「ジョン」が多いです。おてんばでものを書くことの好きなジョン。読書好きな女の子にはぴったりな登場人物なのでしょう。
 でも、若草物語を若草物語たらしめているのは、実はベスじゃないかと思うのです。なぜってベスは猩紅熱で死にかかった上に、続編では本当に死んでしまうからです。少女小説に、死、特に重要な登場人物の死を持ち込むのは難しいと思う。原作でも、その死の場面はかなり持って回った表現がされています。ベスのその存在の薄さが作品で重要。でないとただの「成長物語」になっちゃう。


 しかし、私が好きなのはなんとなく躾くさい『若草物語』より、バーネット『秘密の花園』です。たぶん、主人公がより偏屈だからだと思います。バーネットはむちゃくちゃ性格の良い主人公で『小公子』『小公女』も書いています。主人公が素直でよい子だと、周りがひどいというのが公式なのか。
このまえドラマで『小公女』やってましたね。あれってメイド服をテレビで展開したかったのかなあと思います。
個人的には美少年をもってきて『小公子』やったら受けがいいんじゃないだろうかと思う。東方神起の誰ぞかを連れてきて(って、誰が誰やらさっぱりですが)。

 オールコットを読んだのはキンドルがきっかけです。

 そのほかには岡本綺堂にはまってます。半七捕物帖の作者です。
 ああだんだん時代とずれていく… キンドルって文明を逆滑りさせているかも。
by Bird_W | 2010-03-07 20:30 | 読書など | Trackback | Comments(0)

キンドル

 キンドルはアメリカの無骨な端末という感じで。読んだまま眠ってしまい、朝アタマでごつんごつんぶつけてました。けど平気。そんな端末。
 電子インクは美しです。液晶に比べて格段に疲れません。この画面で青空文庫を読むと日本語を目に美しく感じる…ひらがな交じりの漢字というのは…なんというのか、曲線と直線の入り交じるアートみたいです。
 一番重要なポイントマウス(というのかな?)が、IBMの赤いポッチみたいで、慣れないと使いづらいです。デフォルト辞書がいまひとつ。読書好きネィティブ向け辞書なのか、説明の単語がわからんのです。
 語学環境作りには向いています。
 図表を見たい人はDXの方がいいですね。
 あ、そういえばPDF化した書類を見ようと思っていたんだ、忘れてた。
by Bird_W | 2010-03-05 09:15 | 読書など | Trackback | Comments(0)

文鳥は旅立ち、私は日誌を続けています。(カテゴリーは整理中です)


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