ありよう(兼 読書記録)

数珠つなぎ読書ともいう。
とにかく暑かったこの夏は、家にいて本を読んでいることが多かったってことで。

Kindleで気楽に読んだミュージシャンの本。
きっかけはというと、最初はつのだたかし(つのだひろの兄弟)のリュート聴いて、そこから。
ひらがなだけの名前というつながり(つながってないか…)

ムッシュは「派遣ミュージシャン」と自称するくらい、あれこれジャンルを違えて活動していたらしい。
それが結果的に息の長さにつながったのかな。
どこにいてもさほど違和感がない、というのも芸風なのだろう。


ムッシュ! (文春文庫)

ムッシュかまやつ/文藝春秋

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歌は世につれ…70年代は活気があったんだな~ とあずかり知らない東京郊外育ちな。
音楽をやってる人は何か上流(!?)な感じがするのだけれども、
音楽をするということ自体が環境(と心の余裕)を空気のように必要とするのか。
いや実際「お宅はほかにもごきょうだいがいるのだから、あまり深入りしないように」と先生に親が諭されていた。
飯のタネにはならないが、ということです。
瞬間的には百パー楽しいし、他の事忘れられるから、良いことなんだけど。

同年代に活躍した、というわけでコレ。
いやこちらの方が断然メジャー。

安井かずみをめぐる人々の証言になっている。聞き書きはまた聞きでもあるから、書き手の気持ちの寄り添い方で微妙に温度差あるかも。音楽の話はあまりなく、文化史といった趣(婦人雑誌連載だからか)。

セレブの走り、突端にいた人です。いまでいうアイコン。
夫婦としても(今でいう「ベストカップル賞」?)ファッションアイコン。
妻の死後、夫が一切の資料を破棄し、すぐに再婚(似たような女性)するという行動をとり、最終的には自殺してしまった。。。謎が深いのですね。
当時よりも、看取りをする近しい家族の心的状況が理解されるようになった今では、彼の行動はある程度説明できるのかもしれない。特にスキルス性肺癌で末期になっての発見では、進行が早くて気持ちがついていかなかったろう。当時はまだ緩和ケアという考え方がなく、とても苦しんだだろうし。
それほどまで深くつながていたのだという意味では、夫婦としては全うしたんだろう。そういうのもありだ。

今っていわゆる身バレを厭わない風がありますが、やっぱり生活ってごちゃごちゃしたものがあるものなので、プライベートの公開は考えものだと思った。公開するとその時点でFIXされてしまい、変化をシラっと織り交ぜにくい…
愛情に満ち溢れたベストカップルが、離婚など修羅場化すると、あの愛情はなんだったんだ?と全体的に疑ってしまう。でも、その時はそれが真実だったから、否定されるものでもないと思うんだけど、その時々の印象で切り取られるから…

しかし、この本は何かそこ(夫婦生活のナゾ?)が中心になっていて、儚く哀しいのが残念な気もする。
満月でも欠けて見えることがあるのかな?







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by Bird_W | 2018-08-30 08:30 | つぶやき 世間話 | Trackback | Comments(0)