さよなら六月

合間に流れるニュースで、
アッバス・キアロスタミ監督が亡くなったことを知りました。
作品数は多くはないが好きな監督だった。

『Au travers des oliviers 』(オリーブの林をぬけて)という、
ロングショットの続く映画を好きで何度も見た。
ヒーローもいない、アクションシーンもない、豪華なセットも世界遺産な風景もなく、

なんということもない道や林、素人の多い登場人物達と他愛のない会話が続くだけの映画。
あらすじ、というよりエピソードだけ。

時間軸をばらっと外して、覚えているシーンをパズルみたく並べて、
あ、あそことあれがつながっているんだと後で気付いたり。

登場人物の視点で眺めたり、
遠くから俯瞰したり、
映画のなかで風になってオリーブの林を通り抜けていく、
そういう観客であれる映画。

そういうのが好きなんだな。

平和で静かな風景をただ眺めている幸福。
そういうものがあった。




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by Bird_W | 2016-07-06 08:20 | ひとりごと 日々のこと | Trackback | Comments(0)

文鳥は旅立ち、私は日誌を続けています。(カテゴリーは整理中です)


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