なかびの映画

観たいな~と思う映画が気づけば既に上映終了、ということの多い昨今。
みんなDVDで観るんだろうね。

半ば眠りながら観た映画。設定そのものがすごく凝ってた。<アメリの監督、ジャン=ピエール・ジュネの美しい作品です。

アメリもそうだけど、映画の出発点が「死」または「死による不在」。主人公は、その死に何か責任を感じていて(ただ居合わせたというだけだが)、あるきっかけから旅に出て、人と出会い、様々な体験をし、それらがパズルのパーツになって、出発時点とは全く違う(しかし納得できる)ジグゾーパズルが完成される…というお話。


そう言ってしまえば身も蓋もないような気がするけど、人間なんてどこまで行っても未完成なんだから、全身ガウディサクラダファミリアとも言える。旅も出会いも全てつながっている。連続していようと不連続であろうと。




この作品には本があって、絵や図が入っているこれまた美しい本のようです。
…ページをめくること、それが時間の刻印なのか?前へ行くことも戻ることも自在に可能、という意味では、また本も面白いかもしれません。

完成されたプロット、はまり役者たち、そして車。「セリフ少なく」「人生を語らず」「不条理をメッセージせず」… 疲れたアタマを休めるには最適な映画かも。すごい製作費かけてる。そして撮影がすんごくお洒落。ワンシーンワンシーンのバランスが印象的。走るシーンが走ってるんだけど止まってる…。誰だ撮影監督は…と思ったら『インセプション』のひとだった。なあるほど。

原題『The Italian Job』の意味など、1969年イギリス版にはエピソード満載なようで、これも見てみたいね。

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by Bird_W | 2015-10-12 13:00 | 音楽 美術 映画など | Trackback | Comments(0)