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文鳥日誌 birdwhite.exblog.jp

とびとびにっき


by Bird_W

ベストのチョイス

眼科にいった。折からの悪天候だったが開いてた。受付をしていた物静かなイギリスのOL(←全くモデルはない)風なひとが先生で、スタッフが午前中は来ないからと受付から会計までひとりでこなしていた。それがまたソツがなく、この年になったら必要な眼底写真まで撮ってくれた。目は商売道具なんで気をつけないと。アレルギー性結膜炎とのこと。

ちょっとだけ時間があったから、ユニクロに寄ってダウンを見る。毎年どこかしら変えてくるんだよな~と見ると、ダウンのシマの幅がビミョウになっている… あのエビ的甲殻類のおなかっぽいところがイマイチ。色は良くなっていた。ダウンのテリテリな化繊の感じが薄れていた。

ざっと試着した結論は、良かったのはストレッチダウンと今年でたダイヤ柄。しかし惜しいことにダイヤ柄には欲しかったグレーもモスグリーンもない。何でや。
オンラインショップでついでに他国で何が売れ筋かちらっと見る。フランス、イギリス、USA。オーストラリアはこれから夏だからTシャツ満載、マレーシアはさすが南国だからかダウンの存在感なし。ちなみにフランスではノーカラーのジャケットタイプが売れてたかな(日本では出てないみたい)。

最近、オフロでまたこれを読み返している。もう15年くらいの愛読書。
どこをどう切り取って読んでも、思い出せるくらいだ。何回も違うキャストで舞台化され映画化され、なおかつ変わらぬ風景というのはすごい存在感がある。

細雪 (中公文庫)

谷崎 潤一郎/中央公論新社

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ここまで読み込むと、自分が年取るのになぜこの人たちは変わらないのかなんて思ったりする。ラストも歩こうと足を途中まで挙げたくらいなところで終わってるから、尚更。
読むと15年前からの自分がまた思い出される。あんなことコンナコトあって、あああ沢山間違ったなあ!と思ったり、あれは後悔したが今思うとアレで良かったと納得したり。何事にもベストなチョイスというのはあり得ないんだな、と思う(←て、ここかよお題は!)

なんだか昔の自分がおばかさんに笑えたり、おばかなところが微笑ましかったりする。ちゃんとしよちゃんとしよって思ってて、間違った刀を間違った方向に振り下ろしていたり。ごめんね、みんな。私にとっての登場人物たち。





by Bird_W | 2014-10-06 20:51 | Trackback | Comments(0)