2017年 01月 29日
小鳥の国
私の白文鳥は、
細い脚をチュンと揃えて
飛び立っていきました。
観音崎灯台にあった西脇順三郎の詩碑を思い出しました。
燈台へ行く道
まだ夏が終わらない
燈台へ行く道
岩の上に椎の木の黒ずんだ枝や
いろいろの人間や
小鳥の国を考えたり
「海の老人」が人の肩車にのつて
木の実の酒を飲んでいる話や
キリストの伝記を書いたルナンという学者が
少年の時みた「麻たたき」の話など
いろいろな人間がいつたことを
考えながら歩いた
燈台へ行く道
岩の上に椎の木の黒ずんだ枝や
いろいろの人間や
小鳥の国を考えたり
「海の老人」が人の肩車にのつて
木の実の酒を飲んでいる話や
キリストの伝記を書いたルナンという学者が
少年の時みた「麻たたき」の話など
いろいろな人間がいつたことを
考えながら歩いた
観音崎からの帰り道、見上げた空では月の傍らに金星が瞬いていました。
「小鳥の国」はきっとあのあたりにある、と思っています。
そして26gぶん、私の地球は軽くなりました。
ありがとう、そしてさよなら。
八年間傍らにいた私の夢想の友。
Mon compagnon de songes.
by Bird_W
| 2017-01-29 22:00
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