文鳥は旅立ち、私は日誌を続けています。(カテゴリーは整理中です)
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<   2013年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

秋めいて

気温が下がり始めたから、この週末は洗濯して衣替え。お掃除。その他。いろいろ平行してやってます。で、今は休憩中。秋の代々木公園はこんな感じでした。樹木が多いため暮れてくると急速に暗くなりちょっと怖いくらいでした。「早くおうちに帰らないと!」って感じですかね。
たぶん、自転車に乗りながら撮ったワンショット。人物の配置が小さなお話のワンシーンのようで、左から降りてくる小枝がレースのカーテンみたいで、気に入ってる一枚。影があると空の青がますます透き通って見える。

さてともうひとがんばり。

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by Bird_W | 2013-09-29 15:12 | Trackback | Comments(0)

林檎とチョコレート、そして水

 大陸内の移動は飛行機が速い。日本からアムステルダムへ飛んで、そこで6時間くらい待つのがいつものフライト(いつものって!)。旅の荷物は必ず、林檎とチョコレート、そして水。リフレッシュしたくなったら林檎、お腹が空いたらチョコレート、そして水。空港は乾燥してるから。さっさと次のフライトのゲートに移動して本を読むのが習慣でした。今だったらたぶんKindle。当時は文庫。かなり真剣に選択します。日本語は速読できるから選ばなかった。L'Insoutenable Légèreté de l'êtreは旅の始まりから終わりまで、歩きながら読んだジャストサイズでした。後で映画も見た。ジュリエット・ビノシュの頬は林檎の白い果肉、チョコレートはレナ・オリンの大人でセクシーなブルネットがかかったブロンド、そして水はダニエル・デイ・ルイスのブルーアイかな。とにかくはまり役でハンサムでした。

 もう私はそんな移動はしなくなった。文鳥を飼っているからね。合間に読む薄い本を買いました。引越のとき処分してまた読みたくなった。美容院にいったとき、あそこならきっとある!と思って。渋谷ブックオフ。あらすじには特に意味がないが。初めて読んだときも文章も良いけれど、構成がね。登場人物の心理描写をどこに入れ込んでいくかというところ。小さめな彫刻を見るような風合い。

海の仙人 (新潮文庫)

絲山 秋子 / 新潮社



 ところで、作品に登場する小物というのは、意外と記憶に残る。それは作家のちょっとした息抜き的遊びなのかもしれない。今回はオレンジ色のダットサン・ピックアップ、カーキ色の三菱ジープ、真っ赤なアルファロメオGTV、灰色のカローラバン、黒のシボレー・ブレイザー、アルファスパイダー、156スポーツワゴン、アルファ33。156が縦書きで33は一文字で入ってるのも芸が細かいね。三桁はさすがに一文字にならなかったんだろう。三桁はなんとかしてくれないか、ときっと1回は言われてるね。
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by Bird_W | 2013-09-28 12:25 | 読書など | Trackback | Comments(0)

満月の現在地

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ニースからモナコにかけて道は三通りある。
一番高いGrande corniche(私はHaute cornicheと読んでいたが正確にはGrande)。クルマとバイクと自転車と人(と、時々山羊)が通る、歩道もない道路。クルマで飛ばすといつも空に突っ込んでいくみたいなカーブばっかりで。世界はパノラマに展開していて、天井があるのは地球じゃなくて自分だった。

昔々、満月がここにありました。えぐれた海岸線から、月が波に影を落としていました。

満月を一緒に見たシルヴィア。女の子(当時)ふたりで、Golfを飛ばしてモナコからの帰り道「Wao」って月を眺めたよ。シンとして肌寒く暗い海。風があって波が僅かに揺れていたから、月の金色の影は不定形に散らばっていました。

夏休みの終わりのことでした。もう明日は別々の道。これから荷物のパッキング。前を向いて明日をみつめていることが当たり前な若い日のことでした。
あれから、悲しいことも楽しいことも沢山あった。けれど、私がダークなとき真っ黒なとき、その満月は突然ぽっかり浮かんでキラキラっとする。そして、自分の輝く欠片を投げてくれるのだ。

現在地はいつもここだよって。




月がちょっとだけここに↓ありました。最初の方ね。まだ夕暮れが始まったばかりの月がフラフラと見えます。


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by Bird_W | 2013-09-27 06:48 | 外出 旅行など | Trackback | Comments(0)

昔々

表参道のヤッコさん

高橋 靖子 / アスペクト


70年代の表参道。その時代は多摩川の土手でマラソン大会とかしてたかも。だから当時のことは全然知らない表参道。でも、楽しい本です。お店とかは変わってしまっていて、残ってるのは一部だけ。今や、一大観光地(お正月は歩けない)になってしまいました。渋谷から青山一丁目くらいまでは、割とくまなく歩いてみた。道幅が広くてウィンドウショッピングもできるし。銀座とはまた違う華やぎ。脇道に入ればカフェもありますし。このブログを読んで、四谷から渋谷まで歩いてたことを思い出しました。あ、目黒から渋谷まで歩いてたこともあった。ちょっと遠かった上に迷う迷う。目黒川沿いは桜の季節とても美しいので、それに気を取られて。恵比寿から渋谷はデフォルトでテクテクしてました。すっごい歩くの速いですよ、だから。

忘れたいことが沢山あったから?とか自分にきいてみた。
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by Bird_W | 2013-09-26 07:30 | Trackback | Comments(0)

リリカル

地方では街の中心と駅は少しずれている。まず道がそして鉄道が発達したから。そんなことも東京を離れるまで知らなかった。
フランスでも事情は同じで、アヴィニヨンの駅からバスステーションまでトランクを引きずって。石畳に滑車がかえって大きな音をたてる。そんなことも想定外で。
時刻表なんてあってなきがごとき。あってもそんなにちゃんとこないしね。大体なんで私こんなとこにいるわけよと思いながら、とにかく待っていた。空白ばかりの時刻表。
ほんとに来るのかしら。

そんな背景だから、聞こえてきたんだろう。
少し離れた公衆電話で話す彼の声。

「ね、ヨーグルトを食べなよ、ね、ヨーグルトがいいよ、だからね、ヨーグルトがいいんだ」

アラブの方から出稼ぎにきたであろう青年は、受話器に向かって話しかける。
その相手は誰だろう、恋人か母親か、または…

Yogurtはフランス語で「ヤーウー」という。

ヤーウー。


バスが来るかどうか不安だしいらいらのまっただ中で。
地球は自転するのであって、特に前向きではなさそうだった。
明日は薔薇色であるかもしれないし、青ざめているかもしれない。
そのときは私は疲れちゃってて多分、土気色していた筈。

たとえば「ヤーウー」が、そんな世界を切り取ってくれる。
そんな音があったの。
あ、音色がね、あったね。
あ、そういう言葉があったよって。

意味は重要じゃない。
響きとか手触りとか味とかさ、そのときに最も必要なものが多く含まれている。
相手じゃないよ、自分のだよ。
そこが一番大事。
ひとは自分が聞きたい言葉を探している。

そういうものをリリカルとよんで私は大事にしてる。
リリカルって意味は違うかもしれないが、まあいいんだ。
きっかけ、ともいえるかな。

そのときはヤーウーだったんだ。
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by Bird_W | 2013-09-24 21:56 | Trackback | Comments(0)

芸術の秋?

銀座に弓の毛替で行ってきました。さすが山野楽器は曜日限定ですが腕の良い調整の方がいらして、私のような一見さんでも予約すれば替えてくれます。楽器の状態も見て貰って特段問題はなく、左手のポジション移動で当たって木が傷んでいるところに、ニスを塗ってカバーしてくれました。サービスでした。

秋だからなのか、楽器を見に来ている大人のお客様もちらほら。「これはルーマニア製なのね、でも私弾けないからね~」(全くの初心者は初心者用セットで良いのでは)「(夫が妻に)ほら、あれ(本体)を買うだけじゃなくってこっち(弓)もいるんだよ」(弓なしだったらそれはギターかウクレレだろ)。そういうお客様ばかりではなく、音大生とおぼしきひとが来月の末くらいにコンディションが最高な弓の状態にしたいと調整の方と相談していました。ウマの毛を水に濡らして張って少し時間を見るのですね。

この連休でセールが終わるから、弦も買いました。張り替え用とストック用と。そして弓(楽器よりは弓が欲しい)を見て、ケースの修理についてきいてみたら、直すのと買うのと同じで、今のケースより軽量なものは(oblong=角型)では難しいそうです。やっぱりそうか。テープでカバーしようと思いながら、今週どこかでハンズに行けるかな。大体、仕事するとそういう記憶を失っちゃうのね。このあたりはホームセンターとかないし。

弦を替えたら、音が良くなって体と共鳴して、ドキドキします。
練習しよ。
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by Bird_W | 2013-09-24 09:30 | Trackback | Comments(0)

オセロ

チャーチルは重いdepressionでそれを黒い犬と呼んでた。有名な話だけど、そんな犬は誰でも飼ってる。まともに年取れば必ず。こらって言ってもつきまとって離れない。影が重なり合ってる、自分の部分でもある愛おしい犬。猫じゃないんだな、忠実だから。小鳥じゃないのね、羽ばたいて飛び立ってはいかないから。

そんな犬を後部座席に乗せて、台風の湿気た重い空気の中、緑を探して走っていた。
クルマの色はやや沈んだアイボリー。
ワンとも吠えないその犬をふと振り返ってみたら、
黒い犬は白くなって、その横には虹がかかってた。ミズの粒粒で淡い七色ができてた。

午後の話でした。
嵐がきたのに、傘は開かなかった。
黒い犬がずっと白くていてくれたらな、と思ってる。
虹とかかけなくてもいいから。
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by Bird_W | 2013-09-23 07:00 | ひとりごと 日々のこと | Trackback | Comments(0)

おうち

ここがお家だったんです!
鍵を見つけたよ。
長い間忘れてました。
住所さえ見失っていて。
まだあったんだ~と自分のかけらを拾いましたとさ。
ジグゾーパズル?
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by Bird_W | 2013-09-20 20:22 | ごあいさつ | Trackback | Comments(0)