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文鳥日誌 birdwhite.exblog.jp

とびとびにっき


by Bird_W

金曜の古本屋

本が読みたくなると、
仕事場近くの大きな本屋に行くか、洋書も和書もたっぷりな品揃え、
自宅近くの新刊本の本屋、または古本屋に行く。
アマ*ンは、目的が定まっているときに使う。仕事のための本などをやすく買いたいとき。
アマ*ンにない古書は、日本の古書店が加盟しているサイトで探す。
かなり珍しい本でも見つかることがある。

先週は、
暮しの手帖がらみの本(なんなんだこのカテゴリ)、
リリー・フランキー(下ネタとひねりのききすぎた逆が気分的についていけず)
そしてこれ。

この本の題材になっている事件はなんとなく覚えてる。
週刊誌でも読んだかな?
そうそう、火事や事件があっても結局その夫婦(放火は愛人の女性による)は別れず、
子どもを作った。
あ~私は子どもを「作る」という言葉がつくづくきらいだ。
私の中では子どもは「授かる」ものだから。

そういえば「子どもがいない人には人の気持ちはわからない」的なことは良く言われた。
「子どもがいない人の気持ちは子どもがいる人にはわからないし」とか言ったっけ。
誰だってその立場にならなければ気持ちなんてそうそうわかりっこないんじゃ?と思ってる。

わからないものがあったって、いいんだ。
分かり合えるところで笑いあえれば、さ。

そしてこの作家は久しぶりの登場。
好きだったときもあり、好きではなかった時もある作家。
文章は好きなんだ。
でも角田光代ほどはトリックというか構成が立て込んでいない分、
何か主人公を追い詰めていくところがあって、
ま~どうなんだろ。

日々是作文(ひびこれさくぶん) (文春文庫)

山本 文緒/文藝春秋

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そうそ、上の本で出てきたこの作家を読みたいなと思いました。
懐かしい。

ボビーに首ったけ (角川文庫 緑 371-11)

片岡 義男/角川書店

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文章がウマがあうものには、何回でも巡り会いたいね。

では、無事に金曜夜に到着!ということで。



Commented by りなこ at 2015-02-12 16:59 x
「八日目の蝉」、私も先日読んだところです。
女性ならではの生々しい小説だなあと思いました。角田光代さんの本って初めて読んだんですよ。
女にとっての「男」とか「子供」っていうのを突き付けられる小説は、結構読むのが(私は)しんどいかなあ。それだけ自分の性を意識しちゃうってことですね。
Commented by Bird_W at 2015-02-12 20:18
りなこさん
お、タイミングが^^)。
角田光代の小説は鋭いというのかエグいというのか、、、
私も得意とは言い難いです。林真理子もそうなんです、、、
女にとって「男」とか「性」とかって、それだけじゃなくて役割とも被ってるから、ドロドロしてしまいますよね。
『紙の月』よりは、(この年齢になると今さら感があって)怖くはなかったけれども、年取って良かったことのひとつですね。
Commented by ねこやま at 2015-02-14 00:06 x
読書カブリーノのねこやまです。
「八日目の蝉」と「日々是作文」読みました。
今は文緒本で未読だったラスト1冊「なぎさ」を
ちびちび読んでまふ。

八日目の蝉ってbased on実話だったんですね。
知らんかった。
そうそ、本って詰まるところ、
文章とウマが合うかどうかで、
ストーリーはそれほど重要じゃないかもと
思う昨今なのであった。

Commented by Bird_W at 2015-02-15 17:37
ねこやまカブリーノさん^^)>

>文章とウマが合うかどうかで
そうそうまさにその通りなんです!
言葉の選び方やリズム感の感覚があえば、ストーリーは二の次と思います。これって外国語でもそうだと感じるのですが、いかがでしょうか。不思議なことながら。

八日目の蝉は、誘拐ではなく実話では殺人でした。角田光代の『三面記事小説』はまさにこういう実話の脚色(?)満載です。山本文緒はイジイジしたところになじめなかったんだが、最近はいいんじゃないかなと思ってます^^)
by Bird_W | 2015-02-07 00:21 | Trackback | Comments(4)