『鑑定士と顔のない依頼人』原題『The Best Offer』。ネタバレあり。

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『鑑定士と顔のない依頼人』原題『The Best Offer』。
これは観よう!と思ってた映画を運良くお正月休みに!
上映館が少ないです。
(以下ネタバレあり)

大どんでん返し、といっても予想範囲内かなと思う。
ちょっと設定と展開が無理無理なところあり?
でも、人物も含め細部まで丁寧に作られた上質な映画。
色がきれいで「あの絵?」とか思い出すと、美術好きにはたまらないかも。
音楽は時間芸術で一瞬のものですが、美術は時間や角度を変えて幾重にも観ることが出来る、
そういう意味では美術的な(?)映画かな。


まとまらないまま感想。
  • トルナトーレ監督の映画では男性主人公に愛情生活上の欠落がある(ニュー・シネマ・パラダイスでも冒頭で浮気を繰り返すようなシーンがあった)。そして、格好良くもHappyにもなれない?
  • トルナトーレ監督の映画では女性は一種のアイコン。美しいんだけど。
  • 手袋が対人恐怖の象徴なのだが、何度かクレアに接触しようと「手袋を脱ぐ」シーンがあった(そこで手袋を脱ぐ必然性はなかった)。手袋を脱いでクレアの隠し部屋がある壁をたたく、というような。
  • クレアの隠し部屋がある壁は、トロンプルイユ(?)かな?壁紙でもなく壁に外の絵が描いてあったような?
  • クレアをのぞき見している場所が彫刻の陰なのだが、ムムムな位置だった。
  • ビリーは自分の絵を否定した主人公を憎んでいた。また真贋を操作して絵画を不正入手する(個人コレクションになると誰も観られなくなる)ことも。
  • ロバートは自分の技術をお金で買おうとする主人公を憎んでいた(自分はお金のためだけに仕事をしているわけではない、という台詞)。
  • そうなると、これは男性3人の真贋とその価値をめぐる物語になるのか。
  • すると、クレア(や、サラ)という女性陣はその次か。
  • 偽物の愛にも真実が含まれているわけだ(「この先に何があってもあなたを愛しているわ」というクレアの台詞と涙、ベッドシーン)。
  • 絵画という(価値はともかく)女性の偽物を経て、クレアという生身の人間を愛した、という意味では、大きな犠牲を払って真実を得たとも言える。まあ、あれを罰ととらえても良いわけだが。(対してクレアは嘘、偽物を通じて真実の愛をやはり発見するのだけども、結局彼女はロバートに戻っていくわけで…、でもロバートが真実なのかな?)
  • もし最終的に絵画コレクションと妻とともに生きることができたなら、主人公は幸福だったんだろうか?鑑定士を引退して?
  • 最初と最後が食事のシーンで、最初はひとり、最後は「連れがくる」という設定。最初は豪華な布のテーブルリネンで最後は紙のランチョンマット(レストランを選ぶとき、布は高いレストラン、紙は安いレストランという基準がある)。
  • オートマタがC3POに似ていた。






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by Bird_W | 2014-01-05 07:10 | 音楽 美術 映画など | Trackback | Comments(0)

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